ExpressVPNのプロトコルの使い分け方法について解説

ExpressVPNのプロトコルの使い分け方法について解説 ExpressVPN

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ExpressVPNには5種類のプロトコル(接続方式)がありますが、セキュリティの知識がある程度ないと「どのプロトコルを選んだらいいのか」分からないですよね?

この記事では、ExpressVPNのプロトコルの使い分け方法について解説していきます。

プロトコル以外のExpressVPNの設定・使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。

 

ExpressVPNの各プロトコルの特徴とおすすめの使用場面

ExpressVPNの各プロトコルの使い分け方法を知っておくことで、万が一ExpressVPNで繋がらないといった事態に遭遇した場合も、別のプロトコルへの切り替えを行うことで解決できる場合があります。

そのため、最低限「どのプロトコルがどういう場面で適しているのか」ということを知っておくと便利です。

 

前提知識:UDPとTCPについて

各プロトコルの解説の前に、UDPと TCPについて解説します。

通信は、送信側と受信側の間で成り立っています。

TCPは受信側がデータを受信すると、送信側にその旨を伝えます。

無事に送信できたことを確認しながら、データの送信を行っています。

一方、UDPは受信側の状態に関わらず、一方的にデータを送信します。

確認作業がない分、速くなりますが、正しく届いているかという信頼性は劣ります。

通信の速さ重視のUDP、信頼性のTCPと覚えておくといいでしょう。

 

プロトコル①Lightway UDP

Lightwayは、ExpressVPNによって独自開発されたVPNプロトコルです。

従来のプロトコルと比較すると、軽量に設計されており、バッテリー消費を抑え、動作も速くなります。

暗号化通信ライブラリのwolfSSLを使用して作られており、安全性の高い通信を実現しています。

wolfSSLは、暗号化モジュールの安全性、機密性に関する要件を定める米国政府機関のNISTが制定した標準規格 FIPS 140-2の認証を受けています。

また、ドイツのセキュリティ会社であるCure53による独立監査を受けており、安全性が確認されています。

ダウンロードや、ストリーミングのように送信よりも、受信メインで高速通信したい場合には、Lightway UDPがお勧めです。

 

プロトコル②Lightway TCP

Lightway TCPは、Lightway UDPと比較すると、データ送信の確認作業がある分、受信が遅くなります。

ただし、データ送信の度に、受信側との接続が確立されているかを確認するため、データのロスや、接続が変わっているのにデータを送ってしまうといった漏洩につながるケースは少なくなります。

正しい送信先に、正しくデータを送るという信頼性は、TCPの方が高くなります。

よって、データをアップロードしたり、公共のWiFiなどのセキュリティで保護されていないネットワークでは、Lightway TCPを使用するといいでしょう。

 

プロトコル③OpenVPN UDP

既存のプロトコルと比べて、通信が速いという特徴のあるLightwayですが、ExpressVPNでしか利用されていないというデメリットがあります。

そのため、検証が甘いという声もあり、その点を不安に思う方もいらっしゃいます。

一方で、OpenVPNは、ExpressVPNに限らずほかのVPNサービスでも広く利用されているプロトコルです。

比較的新しく、オープンソースであるため、欠陥が見つかった場合、即座にコミュニティが対処します。

通信の速さは、Lightwayに劣りますが、セキュリティ、安定性、通信の速さとのバランスがとれているプロトコルです。

Lightwayプロトコルを使用していて、VPNアプリが接続できない場合には、OpenVPNプロトコルを選ぶといいでしょう。

 

プロトコル④OpenVPN TCP

Lightwayプロトコルと同様、OpenVPNもUDPとTCPの両方をサポートしています。

特徴も同様で、UDPは通信が速くダウンロード向き、TCPはデータ損失や、データ漏洩の危険性が低く、信頼性が高いのでアップロード向きです。

ネットワーク環境によっては、OpenVPN UDPが使えない場合があります。

OpenVPN TCPはすべてのネットワーク環境で使えるため、ほかのプロトコルが利用できない場合には、こちらのプロトコルを選ぶといいでしょう。

 

プロトコル⑤IKEv2

IKEv2プロトコルは、通信の速さに強みのある最新のプロトコルの一つです。

OpenVPNよりも軽量で安定性がありますが、通信の速さでは劣ります。

BlackBerryデバイスを使用している場合は、サポートされている唯一のVPNプロトコルです。

Lightwayプロトコルや、OpenVPNプロトコルで接続ができない場合は、IKEv2プロトコルを試されるといいでしょう。

 

ExpressVPNのプロトコルについてまとめ

ここまで、ExpressVPNのプロトコルについてまとめました。

ExpressVPNの速さの理由の一つが、Lightwayプロトコルにあります。

それぞれの特徴を押さえて、利用環境に合ったプロトコルを選ぶようにしましょう。

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