VPNには無料のものもありますが、通信をまるごと預けるサービスなので、運営元が信頼できる有料VPNを選ぶのが基本です。
ここでは、暗号化・ノーログ・速度を軸に、普段使いでも安心できる有料VPNを5社に厳選して紹介します。
☆オススメの有料VPNサービスTOP5
| VPN | 特徴 | 料金 |
|---|---|---|
| ①ExpressVPN
*30日間全額返金保証付き |
KPMGによるノーログ監査を継続して受けている総合力の高いVPN。迷ったらこれ | 月額 480円〜 24ヶ月プラン |
| ②Private Internet Access
*30日間全額返金保証付き |
Deloitteの監査済みで同時接続も無制限。安さ重視ならこれ | 月額 290円〜 24ヶ月プラン |
| ③NordVPN
*30日間全額返金保証付き |
品質と価格のバランス重視。セキュリティ機能も充実 | 月額 474円〜 24ヶ月プラン |
| ④MillenVPN
*1年・2年プランは30日間返金保証付き |
日本企業が運営。日本語サポートの手厚さが魅力 | 月額 396円〜 24ヶ月プラン |
| ⑤Surfshark
*30日間全額返金保証付き |
同時接続台数無制限。家族・複数端末での利用にも | 月額 2.49ドル〜 24ヶ月プラン |
※料金は記事更新時点の目安です。為替やキャンペーンで変わるため、最新の料金は各公式サイトでご確認ください。

☆有料VPNの選び方まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 結論 | VPNは無料より有料を選ぶのが基本。迷ったらExpressVPN |
| 有料を選ぶ理由 | 無料VPNは運営元やデータの扱いが不透明なものが多く、速度やデータ量の制限もある |
| 選び方の基準 | 暗号化・ノーログの第三者監査・速度の3つは妥協しない。次に返金保証・使いやすさ・料金 |
| 料金の目安 | 長期プランなら月額300〜500円前後。1か月プランは割高 |
| 目的別のおすすめ | 迷ったら・快適さ重視:ExpressVPN/安さ重視:PIA/セキュリティ機能:NordVPN/日本語サポート:MillenVPN/家族・複数端末:Surfshark |
| 試し方 | 5社とも返金保証あり(MillenVPNは1年・2年プランが対象)。合わなければ30日以内に返金 |
| 注意点 | 中国など通信規制が厳しい国では、選ぶべきVPNの基準が変わる |
VPNは短期間だけ契約すると割高になりがちですが、長期プランほど1日あたりの料金は安くなり、サービスによっては1日20円以下で使えます。
また、VPNは海外のサービスにつなぐためだけのものではありません。通信を暗号化することで、カフェや空港などのフリーWi-Fiを使うときに、通信の中身を第三者にのぞかれるリスクを抑える役割もあります。
旅行や出張のたびに短期契約を繰り返すより、長期プランで契約して普段から使い続ける方が、1日あたりのコストを抑えながら、日常のセキュリティ対策にもなります。
※中国など、政府による通信規制が厳しい国へ渡航する場合は、この記事とは選ぶべきVPNの基準が異なります。
該当する場合は、後述の「インターネット規制が厳しい国でVPNを使う場合」を先にご確認ください。
VPNとは?有料VPNが普段使いでも役立つ理由

VPN(Virtual Private Network)は、スマホやパソコンの通信を暗号化し、VPN会社のサーバーを経由してインターネットにつなぐ仕組みです。
「海外から日本の動画を見るためのもの」というイメージが強いかもしれませんが、実は日常のセキュリティ対策としても役立ちます。
VPNの仕組み
VPNにつなぐと、端末とVPNサーバーの間の通信が暗号化された「トンネル」の中を通るようになります。
そのため、同じWi-Fiにつないでいる第三者や、契約している通信会社からは、通信の中身や閲覧先が見えにくくなります。また、アクセス先のサイトからは、自分のIPアドレスではなくVPNサーバーのIPアドレスが見えるようになります。
普段使いでもVPNが必要な理由
カフェやホテル、駅などのフリーWi-Fiは、暗号化されていなかったり、偽のアクセスポイントが紛れていたりすることがあります。総務省も、公衆Wi-Fiを使うときは接続先や通信の暗号化を確認するよう呼びかけています。
VPNを使えば、こうした回線でも通信をまるごと暗号化できるので、うっかり危険なWi-Fiにつないでしまったときの備えになります。最近の大手VPNには、危険なサイトをブロックする機能などもセットになっているものが多く、日常のセキュリティ対策の軸の1つとして役立ちます。
VPNがセキュリティ対策として何を守れて何を守れないかは、「VPNはセキュリティ対策の大切な軸」の記事で詳しく解説しています。
VPNは有料サービスから選ぶべき理由|無料VPNとの違いは?

世の中には、無料で使えるVPNも数多くあります。
「わざわざお金を払わなくても、無料のVPNでいいのでは?」と思う人もいるでしょう。ですが、無料のVPNにはさまざまなリスクがあり、使い方によっては、かえって個人情報を危険にさらすことになりかねません。
有料VPNと無料VPNの主な違いをまとめると、次のとおりです。
| 項目 | 有料VPN | 無料VPN |
|---|---|---|
| 運営費の出どころ | 利用者の利用料 | 広告や利用者データの活用など、はっきりしないことも多い |
| ノーログの裏付け | 大手は第三者の監査結果を公表 | 監査を受けていないものが多い |
| 速度・データ量 | 無制限で、速度も安定しやすい | 速度やデータ量に制限があることが多い |
| サポート | チャットやメールで相談できる | ほとんどない |
| 料金 | 長期プランなら月額300〜500円前後が目安(返金保証あり) | 無料 |
無料VPNに潜むリスク
無料のVPNをおすすめしない理由は、セキュリティやプライバシーの面でリスクが高いためです。
無料VPNに潜むリスク
・運営元やデータの扱いがはっきりせず、個人情報が漏れるおそれがある
・通信データを集めて、広告などに利用しているケースがある
・通信速度が遅く、接続が不安定になりやすい
・アプリにマルウェアなどが紛れているおそれがある
VPNは通信をまるごと預けるサービスなので、運営元が信頼できるかどうかが何より大切です。有料VPNは利用料で運営されている分、セキュリティ対策や第三者による監査にコストをかけられるため、無料VPNより安全性を確かめやすいのが強みです。
実際に、運営元が見えにくい無料VPNのリスクについては、「VPNネコの危険性」や「ノーログVPNの選び方」の記事でも解説しています。
個人利用でも有料VPNを選ぶべき理由
「個人で使うだけだから、そこまで気にしなくていいのでは」と思う人もいるかもしれません。
ですが、個人のスマホやパソコンには、ネットバンキングのログイン情報や、家族・友人とのやり取り、写真や位置情報など、とてもプライベートな情報が詰まっています。漏れたときの生活への影響は、決して小さくありません。
また、無料VPNの多くは、利用者を選んで情報を集めているわけではなく、機械的にすべての通信データを収益化の対象にしています。「自分は狙われるほどの人間ではない」という考え方は、通用しないと考えておきましょう。
返金保証を使えば実質無料で試せる
有料のVPNでも、大手のサービスには30日間の全額返金保証がついています。
使ってみて「自分には合わないかも」と感じたら、返金保証を使えば、結果的に費用をかけずに有料VPNを試せます。
当記事で紹介する5社は、すべて返金保証のあるサービスです(MillenVPNは1年・2年プランが対象)。
有料VPNの選び方|失敗しないための基準

VPN選びで失敗しないために、まず結論からお伝えすると、暗号化・ノーログ・速度の3つだけは妥協しない方がよいです。
この3つが弱いサービスは、ほかの条件がどれだけよくても選ぶべきではありません。そのほかの項目も含めて、重要度ごとに整理すると次のとおりです。
| 基準 | 重要度 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 暗号化の強さ | ★★★ | ここが弱いと他は無意味 |
| ノーログの第三者監査 | ★★★ | プライバシーの生命線 |
| 通信速度・接続の安定性 | ★★★ | ストレスなく使えるか |
| 返金保証の有無 | ★★☆ | 気軽に試せるかどうか |
| 使いやすさ・日本語対応 | ★★☆ | 設定やトラブルで困らないか |
| 料金とのバランス | ★★☆ | 無理なく続けられるか |
| 同時接続台数 | ★☆☆ | 家族や複数端末で使えるか |
暗号化の強さ
VPNの役割は、通信を暗号化して守ることです。大手VPNの多くは、世界標準の暗号化方式「AES-256」などを採用しています。暗号化方式を公開していないサービスは避けましょう。
ノーログの第三者監査
「ノーログ」とは、利用者の通信履歴や閲覧履歴を保存しない方針のことです。
ただし、「ノーログ」と書いてあるだけでは本当かどうか分かりません。監査法人などの第三者による監査を受けているかどうかを確認すると安心です。今回紹介する5社のうち、MillenVPN以外の4社は、大手監査法人によるノーログの監査結果を公表しています。
通信速度・接続の安定性
VPNは通信を暗号化してサーバーを経由するため、使っていないときより速度が落ちることがあります。
動画やビデオ通話を快適に使いたいなら、独自の高速プロトコルを持ち、サーバーが多くて混雑しにくいサービスを選びましょう。
返金保証・料金・使いやすさ
返金保証があれば、実際に使ってみてから続けるかを決められます。料金は、1か月プランより長期プランの方が大幅に安くなるのが一般的です。
アプリの使いやすさや日本語対応も、毎日使ううえでは大切です。英語でのやり取りに不安があるなら、日本語でサポートを受けられるサービスを選ぶと安心です。
おすすめの有料VPN5社を徹底比較

ここからは、5社それぞれの特徴を詳しく見ていきます。まずは、主なポイントを一覧で比較してみましょう。
| VPN | ノーログの第三者監査 | 同時接続台数 | 返金保証 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ExpressVPN | あり(KPMG) | 10台〜(プランによる) | 30日間 | 迷ったら・快適さ重視 |
| PIA | あり(Deloitte) | 無制限 | 30日間 | 安さ重視 |
| NordVPN | あり(Deloitte) | 10台 | 30日間 | セキュリティ機能も欲しい |
| MillenVPN | 公表なし | 公式サイトで確認 | 30日間(1年・2年プラン) | 日本語サポート重視 |
| Surfshark | あり(Deloitte) | 無制限 | 30日間 | 家族・複数端末で使いたい |
①ExpressVPN|総合力の高いメインVPN

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 全サーバーをRAMだけで動かし、再起動のたびにデータが消える「TrustedServer」と、KPMGによる継続的な監査で高い信頼性を確保 |
| 速度 | 独自プロトコル「Lightway」で、暗号化しながらも快適に通信できる設計 |
| 料金 | 1ヶ月プラン:2,480円 12ヶ月プラン:780円 24ヶ月プラン:480円(ベーシック・月額換算) |
| 同時接続 | 10台(ベーシック)/12台(アドバンス)/14台(プロ) |
| 返金保証 | 30日間全額返金保証 |
| こんな人におすすめ | 動画視聴や在宅ワークなど、毎日ストレスなく使えるVPNを探している人/初めてVPNを使う人 |
ExpressVPNは、大手監査法人KPMGによる監査を継続して受けているVPNです。KPMGの監査では、ノーログの方針やプライバシーへの取り組みが確認されています。
単に「ノーログ」を掲げているだけでなく、第三者がくり返し確かめている点が、ほかのVPNとの大きな違いです。
さらに、全サーバーがハードディスクを使わずRAMだけで動く「TrustedServer」を採用していて、サーバーを再起動するたびにデータが消える仕組みになっています。通信には独自プロトコル「Lightway」を使っているので、動画やビデオ通話でも快適です。
日本には渋谷・東京・大阪の3地域にサーバーがあり、海外から日本のサービスを使うときも、つながりにくいときに切り替えやすいのも強みです。
「とりあえず失敗したくない」という人が選んで後悔しにくいのが、ExpressVPNの立ち位置です。

②PIA|安さを重視するならこれ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | Deloitteによるノーログの監査に加え、過去に捜査機関から記録の提出を求められた際も、提出できるデータがなかったと公表 |
| 同時接続 | 無制限 |
| 料金 | 1ヶ月プラン:11.95ドル 12ヶ月プラン:約4ドル 24ヶ月プラン:2.03ドル(約290円) |
| 返金保証 | 30日間全額返金保証 |
| こんな人におすすめ | とにかく料金を抑えたい人/家族や複数の端末でまとめて使いたい人 |
PIAの大きな特徴は、ノーログの方針が「自己申告」だけでなく、実際の出来事でも裏付けられている点です。
PIAは大手監査法人Deloitteによる監査を受けているほか、過去に何度か捜査機関から記録の提出を求められた際も、提出できるデータがなかったと公表しています。
また、2023年からは同時接続台数が無制限になり、1つの契約で家族のスマホやパソコンをまとめて守れます。
価格だけを見ると格安VPNの1つに見えますが、こうした信頼性の裏付けが、ほかの安いVPNとの決定的な違いです。

③NordVPN|速度と価格のバランス型

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 2つの国のサーバーを経由する「Double VPN」や、危険なサイトをブロックする機能など、接続以外のセキュリティ機能が充実 |
| 速度 | 独自プロトコル「NordLynx」により、高速な通信を維持 |
| 料金 | 1ヶ月プラン:2,519円 12ヶ月プラン:924円〜 24ヶ月プラン:474円〜(プラン名や内容は変わることがあるため、公式サイトで確認を) |
| 同時接続 | 10台 |
| 返金保証 | 30日間全額返金保証 |
| こんな人におすすめ | VPN以外のセキュリティ機能もまとめて使いたい人/速度と価格のバランスを重視する人 |
NordVPNは、通信を2つの国のサーバー経由にする「Double VPN」や、危険なサイトへのアクセスを自動でブロックする機能など、接続以外のセキュリティ機能が充実しています。
ノーログの方針についても、大手監査法人Deloitteによる監査を受けています。
VPN単体の速度も十分なので、周辺の機能まで含めてセキュリティを固めたい人に向いています。

④MillenVPN|日本製で安心
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 日本企業が運営し、申し込みからサポートまで日本語で完結 |
| 料金 | 30日プラン:1,738円 12ヶ月プラン:594円 24ヶ月プラン:396円(月額換算・税込) |
| 返金保証 | 30日間全額返金保証(公式サイトから申し込んだ1年・2年プランの初回契約が対象) |
| こんな人におすすめ | 英語でのやり取りに不安がある人/トラブル時に日本語で相談したい人 |
MillenVPNは、ノーログの方針について第三者の監査結果は公表されていませんが、日本企業が運営しているVPNです。
海外製のVPNと比べたときのいちばんの強みは、申し込み・支払い・サポートのすべてが日本語で完結する点です。
使っていて困ったことがあっても、日本語で相談できる安心感は、初心者ほど大きく感じるでしょう。7日・15日・30日の短期プランもあるので、短い旅行だけ使いたい人にも向いています。
なお、返金保証の対象は公式サイトから申し込んだ1年・2年プランの初回契約のみなので、短期プランを選ぶときは注意しましょう。

⑤Surfshark|同時接続無制限で家族利用にも
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 契約1つで同時接続台数が無制限 |
| ノーログ | Deloitteによる監査を受けている |
| 料金 | 24ヶ月プラン:月額2.49ドル〜(24か月+3か月) |
| 返金保証 | 30日間全額返金保証 |
| こんな人におすすめ | 家族や複数の端末でまとめて使いたい人/初めてでも直感的に操作したい人 |
Surfsharkは、1つの契約で同時接続台数が無制限のVPNです。
家族全員のスマホやパソコン、タブレットをまとめて守りたい場合も、複数契約する必要がなく、コストを大きく抑えられます。
ノーログの方針についても、Deloitteによる監査で確認されています。アプリの操作もシンプルなので、VPNが初めての人でも迷いにくいでしょう。
【目的別】あなたに合うおすすめ有料VPN
どの有料VPNを選べばいいか迷ったら、目的に合わせて選びましょう。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 初めてで、失敗したくない | ExpressVPN | 継続的な第三者監査と使いやすいアプリで、総合力が高い |
| 海外から日本の動画を見たい | ExpressVPN | 日本に3地域のサーバーがあり、つながりにくいときも切り替えやすい |
| とにかく安く使いたい | PIA | 長期プランが安く、監査済みで同時接続も無制限 |
| セキュリティ機能もまとめて使いたい | NordVPN | Double VPNや危険なサイトのブロックなど機能が豊富 |
| 日本語でサポートを受けたい | MillenVPN | 日本企業の運営で、サポートも日本語 |
| 短い旅行のときだけ使いたい | MillenVPN | 7日・15日・30日の短期プランがある(返金保証は対象外) |
| 家族や複数の端末で使いたい | Surfshark/PIA | どちらも同時接続台数が無制限 |
有料VPNの主な利用用途

ここからは、VPNの代表的な使い道を紹介します。
海外から日本のサービスを使う
日本のサービスの中には、日本国内からのアクセスでないと使えないものが少なくありません。
TVerやABEMA、U-NEXTなどの動画配信サービスや、ペアーズなどのマッチングアプリは、海外からそのままアクセスすると使えないことがあります。
こうしたサービスも、VPNで日本のサーバーにつなげば、海外から使えるようになります。
日本から海外のサービスを使う
反対に、日本から海外のサーバーにつないで、海外のサービスを使うこともできます。
たとえばBBC(イギリス)やESPN+、Crunchyroll(クランチロール)、海外版のNetflixなど、海外の地域限定コンテンツを楽しみたいときに使われています。
オンラインゲームを快適・安全に
オンラインゲームでVPNを使うと、次のようなことができます。
・地域制限のあるオンラインゲームをプレイする
・対戦相手にIPアドレスを知られ、DDoS攻撃などの標的にされるリスクを下げる
・安全性がはっきりしない公衆Wi-Fiでも、通信を守りながらゲームをする
オンラインゲームで使うなら、ExpressVPNのように接続品質と速度にすぐれたVPNを選びましょう。
セキュリティ・プライバシーを守る
VPNは、次のような場面で通信やプライバシーを守るのに役立ちます。
・ホテルや空港、カフェなど、信頼できない回線での通信を暗号化して守る
・契約している通信会社に、閲覧したサイトを把握されにくくする
・IPアドレスを隠して、身元やおおよその居場所を推測されるリスクを減らす
総務省の資料でも、VPNは通信の内容を守る暗号化の手段として紹介されています。外出先のWi-Fiを使う機会が多い人は、「セキュリティ保護されていないネットワーク」の記事もあわせて確認してみてください。
インターネット規制が厳しい国でVPNを使う場合
中国など一部の国では、政府による通信規制で、LINEやGoogleマップ、ChatGPT・Geminiといった世界中で使われているサービス自体が使えないことがあります。
この場合に必要なのは「日本のサーバーにつなぐ」VPNではなく、「規制の影響を受けにくい通信方式のVPN」です。
そのため、ここまで紹介してきた5社の選び方とは、重視するポイントが変わってきます。中国へ渡航する予定がある人は、次のサイトで対策を詳しく解説しているので、あわせて確認してください。

有料VPNの始め方|申し込みから接続まで3ステップ

VPNは、申し込みから使い始めるまで10分ほどで完了します。
ステップ1:VPNの公式サイトから申し込む
ステップ2:スマホやパソコンにアプリを入れてログインする
ステップ3:接続先のサーバーを選んで接続する
アプリストア経由で申し込むと、返金保証の扱いが変わる場合があるので、申し込みは公式サイトからがおすすめです。
ExpressVPNの具体的な手順は「ExpressVPNの登録方法」で、解約や返金の手順は各社の解約記事(ExpressVPN・PIA・NordVPN)で解説しています。
有料VPNについてよくある質問
有料VPNの料金相場はどれくらいですか?
今回紹介した5社の場合、2年などの長期プランなら月額300〜500円前後が目安です。1か月プランは1,700〜2,500円前後と割高になるので、続けて使うなら長期プランがお得です。
どのサービスも返金保証があるので、長期プランで申し込んでも、合わなければ期間内に返金を受けられます(MillenVPNは1年・2年プランが対象)。
VPNを使うと通信速度は遅くなりますか?
VPNは通信を暗号化し、いったんサーバーを経由させる仕組みなので、使わない場合と比べると速度が落ちる傾向があります。
ただし、ExpressVPNやNordVPNのように、独自の高速プロトコルを持つVPNを選べば、体感できるほどの低下は感じにくいでしょう。
無料VPNと有料VPNは何が違いますか?
無料VPNは、データ容量や速度に制限があることが多く、長時間の動画視聴やオンラインゲームには向きません。
また、運営費を広告や利用者データの活用でまかなっているケースもあり、プライバシー面のリスクが有料VPNより高い傾向にあります。プライバシーやセキュリティを重視するなら、有料VPNを選びましょう。
VPNの利用は違法ですか?
VPNを使うこと自体は、日本をはじめ多くの国で違法ではありません。
ただし、中国のようにVPNによる通信を規制している国もあります。すべての国で無条件に使えるわけではないので、渡航先のルールは事前に確認しておきましょう。
iPhoneやAndroidでも使えますか?
使えます。今回紹介した5社はいずれも、iPhone・Androidのアプリを用意しています。パソコンと同じ契約で、スマホにもアプリを入れて使えます。
1か月だけ使いたい場合はどうすればいいですか?
各社とも1か月プランがありますが、長期プランより割高になります。
短い旅行だけで使うなら、7日・15日・30日の短期プランがあるMillenVPNも選択肢です(短期プランは返金保証の対象外)。なお、長期プランでも返金保証を使えば30日以内なら費用はかかりません。
日本製のVPNの方が安心ですか?
日本製だから安全性が高い、というわけではありません。VPNの安全性を左右するのは、どこの国のサービスかよりも、暗号化の強さや、ノーログの方針を第三者の監査で確かめているかどうかです。
日本製のVPNの強みは、申し込みからサポートまで日本語で完結する安心感です。今回紹介した中では、MillenVPNが日本企業の運営で、英語でのやり取りに不安がある人に向いています。
一方で、ノーログの裏付けを重視するなら、大手監査法人の監査を継続して受けているExpressVPNなどの海外大手VPNの方が、確かめやすいといえます。
サーバー数は多い方がいいですか?
サーバー数が多いVPNほど、混雑を避けてつなぎやすく、一部のサーバーが使えなくなったときの代わりも見つけやすくなります。サーバー数は、VPN選びの参考になる指標の1つです。
安いVPNを選んでも大丈夫ですか?
料金の安さだけで選ぶのはおすすめできません。安い分、暗号化やノーログの裏付けなど、大切な部分が十分でない可能性があるためです。
大切なのは、安さそのものではなく「料金と内容のバランス」です。この記事で紹介したPIAとSurfsharkは、安さと第三者監査などの信頼性を両立しているサービスとして選んでいます。
おすすめの有料VPNについてまとめ
この記事では、暗号化・ノーログの第三者監査・速度を軸に、個人の普段使いにおすすめの有料VPN5社を比較しました。
紹介した5社には、どれも返金保証があるので、気になったサービスから試してみてください。
迷ったら、継続的な第三者監査と使いやすさで総合力の高いExpressVPNがおすすめです。